■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第462号2022.1.25配信分
●70の今もなお老いの実感はなく、意識は21歳の頃のまま
私の興味は常に未来へと向けられている。今現在のライブ感覚を意識するの
は当然だが、現実に見ている己の無力を弁えながら先に進みたい。70年生きて
きてやっと辿り着いた実感だろうか。いささか遅きに失した感もあるのだが、
まだまだここがゴールではないと思っている。
いつかこの身も終える。その思いが日増しに強まっているのは事実であり、
先行きはまったく分からない。振り返る過去の多さには眩暈を覚えたりもする
のだが、しかし未来はその過去からつながっている。現在は単に通過点にすぎ
ないことがここまで生きて分かった。時間が掛かり過ぎ?まあいいではないか。
精々長持ちさせて見果てぬ未来に備えよう。それには何よりも身体を大事にす
ることが肝要だろう。
さすがに、あちこちガタが来ている。還暦とはよく言ったもので、60を過ぎ
てからは正に釣瓶落としの如し。かくんかくんと一年ごとに身体がままならな
くなり、髪の毛が抜けるようにスキルの消失を自覚するようになった。50代と
いうのは本当に円熟期であり、体力と経験知がバランスする最強の時代を過ご
したとつくづく思う。むろん70の今もなお老いの実感はなく、意識は21歳の頃
と何ら変わらない。
ミレニアムの西暦2000年は48(歳)。ハーフウェイの50はFIFA日韓ワールド
カップの2002年であり、その3年前の1999年にはホンダS2000、4年前の1998
年にはトヨタアルテッツァRS200を手に入れた。2リットルFRの2台持ち
は快挙というより愚挙に近かったかもしれない。二人娘が高校/短大に進んだ
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)