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ウクライナと日本の安全保障 (その2)

兵頭正俊の優しさ出前
  • 2022/02/02
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■■ 2022/02/02 ■■ 兵頭正俊の優しさ出前 ~3分でマスメディアとは違ったステージに招待します ~ ■■■■■■■■■■■■■■ 内容のレベル:中高級者向け発行人 :兵頭正俊登録解除 はここから1 http://bit.ly/AvYMkY ━━━━━━━━━━ ウクライナと日本の安全保障 (その2) ━━━━━━━━━━ なぜプーチンは、ウクライナとの軍事対立を再燃させ、 あえて地政学的・経済的混乱のリスクを冒しているの か。 現実には、彼にはこの地域の現状維持を望み、それに投 資する十分な理由がある。 2014年、クリミアを編入したロシアは、第二次世界大 戦以降、ヨーロッパで最大級の領土を奪い取った。 ウクライナ侵攻に抗議する欧米の経済制裁が特に大きな 痛手を強いたわけでもない。 ロシアのマクロ経済状況は安定している。 ヨーロッパのエネルギー市場にも手堅い影響力をもって いる(ドイツのロシア天然ガスへの依存レベルを高める 「ノルドストリーム2」パイプラインも、法的問題を抱 えながらも稼働に向けて前進している)。 アメリカと戦略的安定についての協議も続けている。 プーチン大統領は6月に「より予見可能な米ロ関係構 築」に向けた試みの一環として、バイデン米大統領と会 談している。 だが一方では、ウクライナとの間に抱える紛争リスクの 再燃に向けた軌道にある。 紛争が現実に起きれば、ヨーロッパの地図が書き換えら れ、ロシアとの関係を安定させようとするワシントンの 努力も覆されるかもしれない。 年を追うごとに、モスクワはウクライナへの政治的影響 力を失いつつある。 2020年、キエフは、ロシアの要求を前にしても強硬姿 勢を崩さず、「プーチンとの協力のために妥協するつも りはない」ことを示唆した。 ヨーロッパ諸国もウクライナの立場を支持しているよう だ。 キエフは、ロシアのライバルであるアメリカやヨーロッ パ諸国との安全保障関係を拡大・強化している。 政治的にも経済的にモスクワは自信を深めつつある。

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