2022.02.04更新分
■米アップル最高益でサプライチェーン銘柄の魅力もアップ
先週27日、米アップルが発表した2021年10~12月期決算は売上高が前年同期比11%増の1239億4500万ドル(約14兆2000億円)、純利益は20%増の346億3000万ドルだった。半導体不足で供給面の制約を受けつつも主力のスマートフォン「iPhone」部門を伸ばし、売上高と純利益はそろって四半期ベースで過去最高を更新した。
話題を呼んだのは、決算発表後のオンライン会見でティム・クックCEOが発した「1年近くアップルを苦しめ続けた半導体不足が緩和に向かっている」という一言である。つまり、アップルは高い購買力を強みに半導体等の供給制約の問題が招いている混乱からいち早く抜け出しつつあるというのだ。むろん、その結果が今回の最高益更新であり、他社に対するアップル優位の状態は今後も継続するものと見られる。
それは、所謂「アップルサプライヤー」にとってもチャンス到来ということになるわけであり、実際にサプライヤーとして名前が挙がっている国内企業の足元の収益状況にも、既にアップル好調の恩恵が及んでいる模様である。以下にそのいくつかの例を挙げておきたい。
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