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第146回 「海辺のカフカ」と「少年カフカ」 (2002年~)

宮本哲也のマンハッタン通信~日々、自己ベスト更新!
第146回 「海辺のカフカ」と「少年カフカ」 (2002年~) 「海辺のカフカ」が出た頃,私は村上春樹の熱心な読者ではありませんでした。 新聞広告は記憶していますが,買ったつもりだった単行本は買っていなかったし,公式ホームページのことも知りませんでした。 新刊を発売日の午前中に買うようになったのは「1Q84」からです。 日本橋丸善で買ったのを覚えています。 先月,「海辺のカフカ」,6回目を読了しました。 今回は「少年カフカ」と併読しましたので,今までの10倍楽しめました。 「少年カフカ」は「海辺のカフカ」の公式ホームページをまとめたムック本で,1220通の読者のメールに村上春樹が返事を書いています。 少年雑誌のような表紙にはこう書かれています。 最初で最後の「海辺のカフカ」マガジン遂に刊行!「海辺のカフカ」が10倍楽しめる!!! 確かに10倍楽しめました! 熱心な読者たちが感じたこと,思ったこと,考えたこと,村上春樹に伝えたいことをせつせつとつづり,それに対して村上春樹がひとつひとつていねいに答えています。 併読していると,登場人物,風景描写,心理描写,そして物語そのものに,より深みと奥行きが感じられるようになりました。

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  • "天下無敵の宮本算数教室! 世界にはばたく宮本算数教室! と大ボラを吹きながら、 1993年、横浜駅西口徒歩10分のところに宮本算数教室を設立。 2009年、日本のど真ん中で授業をやりたくて、東京駅日本橋口から、徒歩3分のところに教室を移転。 2015年、世界のど真ん中で授業をやりたくて、ニューヨーク、マンハッタン、グランドセントラル駅から徒歩10分のところに教室を移転。 2015年2月10日に入国してから、日々、発見、驚き、感動の連続です。 マンハッタンで感じたこと,考えたこと,思い出したことを綴ります。"
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