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「北京冬季五輪」習近平の絶頂期 強権の裏に隠せぬ「中国病の影」

勝又壽良の経済時評
  • 2022/02/07
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五輪競技の裏で何が? 不味く高い食事の意味 五輪予算が圧縮される 崩れた「土地本位性」 共同富裕論はイカサマ 北京冬季五輪が2月4日に開会した。五輪史上、同一都市が夏・冬の開催地になったのは初めてである。立地的に、同一都市の開催が困難であることを示している。中国は、敢えてそれに挑戦した。習近平氏の民族主義がそうさせたのだ。目的は、国威発揚である。 華北平原は、立地的に水資源が貧困である。地下水に頼るという悪条件下だ。この華北平原は雪が少ないことでも知られている。ここで、冬季五輪を開催するのだから、人工雪に頼らざるを得ない。貴重な水を競技用に使うことでもある。本来なら、食糧増産に向けられるべき水資源が、人工雪に化けたのである。環境専門家からは、批判を浴びている。 五輪競技の裏で何が? 北京冬季五輪は、過去の五輪と比べて次のような点で目立つ存在だ。 1)各国首脳の出席者が少ないこと。 2)選手村や報道陣の食事内容が粗末で値段が高いこと。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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