2022.02.11更新分
■活躍の舞台が一層拡がる「協働ロボット」関連が興味深い
多くの生産現場において、ヒトの傍で安全に業務を補助する協働ロボットの需要が見る見る高まっている。協働ロボットは、ヒトとぶつかると軽い力で稼働を停止する機能を備え、動く速度も比較的緩やかなので扱いやすい。そのため、コロナ下での感染対策や人手不足問題への対応、人件費の圧縮などを目的に日用品や食品などの生産現場でも導入の動きが広まっている。
調査会社のマーケッツアンドマーケッツによると、2021年に12億ドルであった世界市場の規模が2027年には105億ドルまで拡大するという。まさに有望な成長市場であるといえ、新規参入を目論む企業もあれば、従来品の性能を格段に向上させることで競合他社との差別化を図ろうとする動きも盛んになっている。
代表格と言えるのはファナック(6954)であり、同社は昨年末に従来の3倍に引き上げた生産能力を更に3倍に引き上げる計画を明らかにしている。それだけ引き合いが強まっているということであり、こきにきて京セラ(6971)やヤマハ発動機(7272)などが2022年中の製缶化を目指しているとされる。他に、最近目立った取り組みを行っている企業を挙げると、以下のとおりとなる。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)