ヨーロッパ各国で、コロナ制限やワクチンパスポートなどが廃止されていまして、
スウェーデンなどは、「コロナ検査自体を中止する」と発表しています。
https://bit.ly/3Bln0Rl
検査をやめるのはいいことなんですが、
なんだか、どの国も「何もなかったかのように」終わらそうとしているのが、
どうにも気になります。
コロナ規制を終わらせれば、「元に戻る」というようなニュアンスの。
しかし実際には、「事後処理」のほうがはるかに大変なわけで、
コロナ対策が引き起こしていると見られる、どうすることもできない影響は、
コロナそのものよりはるかに深刻で、長い間続いていくものだと思っています。
先日、ブログ記事で、
ブラジルの子どもの間に深刻な識字能力不足が拡大していることを書きました。
[記事] ブラジルの6歳と7歳の読み書きのできない子どもの数が
パンデミックの2年間で100万人増加し、「4割が識字できない」状態に
https://indeep.jp/face-masks-virtually-killed-children/
これが仮に、マスクや、ロックダウン等での人との交流不足によるものなら、
それは脳の気質的な機能不全、成長不全と関係している可能性があり、
今後必死で読み書きを教えたとしても、
その後も子どもたちの学習能力は不安定なままだと思われます。
そして、先ほど出てきましたスウェーデンでは、
パンデミック後に、「世界最大のうつ病罹患率の国」となったことが、
(実際には韓国のほうが上のようです)
OECD のデータで判明したりしています。
以下の記事で取りあげています。
[記事] パンデミック中に世界各国で「うつ病」が急激に増加。
最も増加したのはメキシコとスウェーデン
https://bit.ly/3BbTwFA
成人におけるうつ病あるいはその症状を持つ人の率だけを書きますと、
以下のようになっていました。
(うつ病有病率の変化)
・スウェーデン パンデミック前 11% → 2021年 30%
・メキシコ パンデミック前 3% → 2021年 28%
・オーストラリア パンデミック前 10% → 2021年 28%
・アメリカ パンデミック前 7% → 2021年 25%
・日本 パンデミック前 10% → 2021年 17%
スウェーデンで 3倍、メキシコは 9倍、
オーストラリアとアメリカで 3倍などとなっています。
ちなみに、推定値では、
韓国の2021年の成人のうつ病罹患率は 37%だとされているとありました。
上のブログ記事では書かなかったですけど、
ロックダウンもマスクも採用しなかったスウェーデンで上昇が激しいことを見て、
「ワクチンも少し関係あるのかな」
とは思いました。
以下の記事などいくつか記させていただいた、
「ヒトヘルペスウイルス6型の再活性化とうつ病の関係」
を思い出すのです。
[記事] うつ病……帯状疱疹……
https://bit.ly/3BdZ95X
それでも、ロックダウンをおこなっていた国でのうつ病増加の最大の原因は、
やはり「人の交流を断ち切ったこと」が大きいとは思います。
2020年9月の以下の記事で、
米ハーバード大学の精神医学研究者の
「社会的つながりが、うつ病からの最も強力な保護因子だとして特定した」
という記事を取り上げています。
[記事] うつ病を予防する最も強力な因子は「人とのつながり」であることを
アメリカの研究者たちが最新のデータ解析技術を使用して突き止める
https://bit.ly/3GHaay2
なお、この記事では、
国際医療福祉大学大学院の和田秀樹教授という方がプレジデントに寄稿した
文書をご紹介しています。以下のようなタイトルの記事でした。
コロナ死よりはるかに多い「外出自粛死」「経済自粛死」の恐怖
「集団的浅慮」が自殺者を量産する (PRESIDENT)
https://bit.ly/3JloMow
和田教授は、このような「孤立化した社会の状態」を招いたことに対して、
アーヴィング・ジャニスさんというアメリカの実験心理学者による
「集団的浅慮」
という思考パターンを述べていました。
今思いますと、この「集団的浅慮」というのが、
その後の「ワクチン展開」にも見事に現れていました。
集団的浅慮に陥った社会の人々の行動パターンは、
アーヴィング・ジャニスさんによれば、以下のようになるのだそうです。
抜粋です。
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