■自分の叶えたい野望は何か?
「お金持ち」とは、お金を持ち続けられる能力の高い人のことだ。
これは職業などに左右されるものではない。特別な才能や能力は必
要ない。誰でも数年で達成することができるのだ。
お金を持ち続けられるには、自分が働かなくても毎月の収入を生む、
いわゆる「不労所得」を生む「資産」、すなわちビジネス・不動
産・株式などを保有することだ。
ところが「お金を手に入れたい」と願う人の多くが「稼ぎ方」にし
か目が行かない。そのため、医者や弁護士、パイロット、一部上場
会社の役員など、年収の高い職業につこうと必死に勉強するわけだ。
彼らを成功者やお金持ちと呼ぶこともある。だが、彼らはあくまで
も所得をたくさん稼ぐ「高給取り」に過ぎない。必ずしもお金持ち
とは言えないのだ。
★
「お金」を手に入れるために大切なことは一生懸命稼ぐことではな
い。「お金の流れ」を手に入れることだ。そのために必死でお金を
生み出す仕組み「パイプライン」の作り方を学びはじめることだ。
パイプラインを作る作業自体は単純明快だ。だが、多くの人が理解
はできても続けることができない。そしてやめてしまう。ダイエッ
トなどと同じだ。
パイプラインを作る作業で大事なことは「どうやるか」ではなく、
どうやれば飽きることなく続けられるかだ。つまり「どうすれば、
続けられる人間になれるのか」を考えたほうが大切なのだ。
にもかかわらず、ほとんどの人は「どうやるか」という手法にばか
りに目がいってしまう。しかし、楽に何でも叶えてくれる魔法の処
方箋などあるはずがない。
まずは「自分の未来を変えるためにパイプラインを作る」という、
強い意志を持つことだ。そして、そのための努力を愚直に続けるこ
とだ。そのための仕組みを手に入れることが何より大事なのだ。
★
パイプラインを作る「作業を継続できる人間」になるには、野望が
必要だ。人は機械ではない。飽きや集中の限界には勝てない。一つ
のことをやり続けるには向かない生き物なのだ。
だからこそ、一つのことを愚直に極めた人がいわゆる「成功者」と
して称えられるのだ。彼らが一つのことを徹底してやり切ることが
できるのは、どうしても叶えたい野望があるからだ。
何を言われようが、お金を払ってでも、寝なくても、時間がかかっ
ても「なりたい(be)」「したい(do)」「欲しい(have)」と
思える明確な野望を持っているからなのだ。
★
大それた志でなくてもいい。あくまでも自分に手の届く範囲の野望
でいい。「自分にはやりたいことなどない」という人も、気づけて
いないだけだ。誰でも何かしら持っているものだ。
大切なことは、自分が叶えたい野望を見つけて、そのために生きる
と決めることだ。自分が何をおいても叶えたい野望さえ見つけるこ
とができれば、半分は成功したといえる。
なぜなら、野望を持つことはいつも元気に動く高性能なエンジンを
手に入れたことと同じことだからだ。心臓が生きるために鼓動を止
めないのと同じことだ。そんなエンジンさえ搭載すればいいのだ。
自分の野望が叶えられると期待している限り、人はどんな苦になる
作業でも厭わないものだ。「叶えられるかもしれない」と期待する
ことが大切なのだ。
野望を何としても叶えたいという「理由」も必要だ。それは後付け
でいい。あとは、それを忘れないように様々な仕組みを用意してお
くことだ。これさえあれば、人間は勝手に動き出すものなのだ。
まずは、自分の野望をはっきりとした言葉に変えることだ。そのた
めには「かなえたい野望は何か」「なぜその野望を叶えたいのか」
を書き出してみることが大事なのだ。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)