■■ 2022/02/16 ■■
兵頭正俊の優しさ出前
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日本のナショナリズムとアメリカの錯誤(その2)
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1 コロナパンデミックを押さえ込めなかった最大の敗
因は、米中対立である。対応が政治化され、ナショナリ
スティックで保護主義的な対応がとられた。
2 米中間の緊張は、WHOの能力も抑え込んでしまっ
た。パンデミックコントロールを、あらゆる国が貢献す
べき「グローバルな公共財」として位置づけられなかっ
た。
世界規模のパンデミック。こうなると多くの政治家は仕
事を放棄する。そして国連の方に目を向ける。それが対
パンデミック闘争を弱くした。「協調性のない、混沌と
した国中心の反応」になったのである。
国際協調のための下からの対応がまずかったという指摘
もある。しかし、今回の場合、むしろグローバルな危機
へは世界保健機関(WHO)が上から闘いをまとめてい
くべきだった。世界保健機関は、国連システムの中にあ
って保健について指示を与え、調整する機関である。
WHOは、グローバルな保健問題についてリーダーシッ
プを発揮し、規範や基準を設定する。また、証拠に基づ
く政策選択肢を明確にし、加盟国へ技術的支援を行い、
健康志向を監視、評価する。いま仕事をしなければ仕事
をする機会は永久になくなるのではないか。
続いてヤンゾン・ファンは書いている。
「<何が協調を阻んだのか>
ジョー・バイデン大統領の就任式前日、COVID19によ
る犠牲者数は40万に達し、アメリカは悲劇的な節目を
超えた。だが、このような事態に直面するのは必然では
なかったはずだ。トランプ政権の対策上の矛盾と無能さ
がパンデミックの犠牲者を増大させた。だが、政治から
保護主義そしてパラノイア志向まで、いかなる政府にも
単独では制御できない大きな流れも同様に事態を深刻に
した。
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