第199号(2022年2月18日号)
『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』
はじめに:
いつもお読みくださり、そしてコメントやご質問も頂戴し、誠にありがとうございます。
さて、今週号のメルマガですが、
まず【1】のコーナーでは、引き続き
【Mediation- 調停】
についてお話ししたいと思います。
これまで【適切な調停人の選び方】、そして【調停のステップ】についてお話ししてきました。
今回は【調停の成功率を上げるコツ】について、お話しします。
内容は本編をぜひお楽しみに。
次に、国際情勢ですが、今週もいろいろとありました。
一つ目は、やはり【緊張高まるウクライナ情勢】についてです。
「2月16日にロシアがウクライナに侵攻する」
「ロシアは軍事演習終了後、部隊を一部撤退させた」
「ロシア軍の撤退は見せかけで、実際には増派し、攻撃準備を整えている」
いろいろな情報戦と非難合戦が繰り広げられた一週間でした。
そんな中、ウクライナ情勢をめぐる対ロシア交渉の戦略について、詳細なアドバイスを求められました。
国名や詳細な内容は明かせないのですが、今回は特別にその提案の主なポイントを【2】のコーナーでシェアしたいと思います。
二つ目は【核合意再建への最終段階に到達したと言われるイラン情勢】についてです。
先週号でも触れたかと思いますが、イラン核合意をめぐる交渉が進展しているようです。
1月に行われた会合で当事国がそれぞれに次回会合までにクリアすべき“宿題”が出され、
各国がその解決に乗り出したことで、合意再建、つまりアメリカが交渉に復帰し、
かつ元々の合意内容の履行トラックに戻るべく、対イラン制裁の解除を始めるのではないかとの期待が高まっています。
アメリカの政府高官も、そしてイランの首席交渉官も、共に前向きなコメントを発し、
反米路線のボスであるハーマネイ師も『すべての制裁が解除されないといけない』と条件を付けつつも、
アメリカとの対話にゴーサインを出したことで、事態が急展開しそうな感じです。
欧州各国は、イランの原油生産が再開・拡大されることに期待し、対イランのオペレーションを再開していますし、
イランの後ろ盾ともいえる中国とロシアも、交渉の前進と核合意の履行の機運に前向きなコメントを寄せています。
もちろん、この動きの背景には、緊迫するウクライナ情勢が影響しているのですが・・・。
本件については、またお話しいたします。
今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。
それでは今週号、スタートします★
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