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153回 度胸のない為政者たち

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
また沖縄で警察が横暴をやった。 報道されていることが事実だとすると、罪のない高校生が警察に警棒で殴られ、右眼球破裂で失明したという。 沖縄の県警本部長は警察官僚で交通局の課長だった日下という男だ。 歴代の県警本部長もずっと東京からきていて沖縄いじめを続けている。 基地の前で座り込んでいる高齢の活動家を逮捕したり、県民の意向を無視するようなことを平気でやり続けてきた。 これでは、沖縄は日本の植民地ということになるが、日本の植民地でなく日本の一部であるから、県知事がしっかりしていればこの状態は簡単に脱却できる。 要するに県警本部長を更迭して、県警の生え抜きを本部長にすればいいのだ。 もともとGHQはアメリカ型の地方警察を日本に導入した。警察組織が中央集権だと特高警察のようなものを作りかねないからだ。 だから県警本部長は地方公務員である。 警視総監だって都の職員なのだ。 アメリカの場合、地域の警察のトップは民意で決められる。 だからニューヨークでは飲酒運転をすれば車を取り上げられる(今はどうか知らないが)のに、ナパバレーだとワインを3本くらい飲んでいてもつかまらない。 日本だって法的な立て付けはそうなっているのだが、GHQが残した遺産を引き継げず、県警本部長は警察官僚がなることになっている。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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