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なぜ、今、『皇室論』なのか? ~皇室についての当方の見解を、子細に解説差し上げます~

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
「危機と対峙する保守思想誌」として創刊された『表現者クライテリオン』の第一号からまる四年、これまで「保守」の議論の中で何よりも大切なテーマである皇室については論じて参りませんでしたが、この度始めて、皇室について正面から論ずる特集号として 『皇室論 ~俗悪なるものへの最後の反“アンチ”』 https://thecriterion.jp/subscript ion/ https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09R34XKSB/ を出版いたしました。 その背景については、当方これまでTV番組(ホンマもん教室)、ネット番組(チャンネル桜)や(新経世済民新聞)、そして、当方のYoutubeチャンネル、ツイッター、フェースブックにて様々に紹介して参りましたので、既にそうした情報に触れられた方もおられるかと思います。 ですが、それらはいずれも「情報提供」という側面が強く、本特集出版にかけた当方の本当の思いについては、殆ど触れられていないのが実情です。皇室についてはどういう発言をしても必ず強い反応があり、自由な議論、自由な発言が難しい状況にあるからです。 例えば、本誌クライテリオンにおいても、皇室論を語る上で今、何よりも危惧している話は、最終的に掲載することを回避いたしております。 ついては今回は、読者が限定されている本メルマガの場を借りまして、今、なぜ、皇室論を出版したのか、という当方個人の思いを、できるだけ正確、かつ簡潔にお伝えしようと思っています。 …… まず、皇室を守りたいと素朴に思い、そして、少しでも皇室について学んだ事がある方ならば、その多くが「皇位は男系に継承すべきだ」という、いわゆる「男系論」を強く支持する事になります。言うまでも無く、当方も、皇室論についてナイーブな知識をしか持ち合わせていない頃は、素朴にそう信じていました。 そういうかつての当方からしてみれば、「女系容認論」は、理解し難いものでした。にも関わらず、皇室について深く議論を重ねられた学者達の一部には、女系容認論が存在し、なぜそんなことを言うのだろうと不思議に感じていました。

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