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◆あえて直言する「立憲よ、政策の旗を立て、朝令暮改を改めよ!」/立憲所属としてのいらだち【No.482】

石川ともひろの永田町早読み!
立憲民主党の迷走が目立つ。 所属する者としていらだつ日々が続く。 それは全国の立憲民主党支援者も同様ではないだろうか。 野党間協議として、昨年までは、立憲民主党、国民民主党、社民党、共産党の4党間協議を行ってきた。 今年になって国民民主党が野党間協議の場から離脱したことを受け、立憲民主党と日本維新の会、国民民主党、無所属議員会派「有志の会」の4者は2月14日、国対委員長代理級が集まる私的意見交換会の場をつくることを決めた。 しかし、一夜明けた15日、撤回に追い込まれた。 昨年までの4党間協議の場から国民民主党が離脱したことに危機感を覚えた立憲が、維新、国民との一定の連携をめざした構想だったが、共産の猛反発に遭い、撤回を余儀なくされたのである。 夏の参議院選挙に向けて1人区などで共産党に候補者を立てられるのを恐れた結果だ。 選挙のことばかり考えている私から見ると、いまの立憲は、本来なら支持者を多く獲得しなくてはならない「無党派層」からも、そっぽを向かれていると思う。 「この政策はどう思うか?」と政策を提案して野党間協議を行い、その上で国民民主党や共産党と連携できるかどうかを問うべきなのに、選挙での連携ばかりに気を取られているからこうした迷走が起きてしまう。 立憲民主党は夏の参議院選挙に向けて、自分たちの掲げる政策についてもう一度、党内で議論を重ね、旗をしっかり立てるべきだ。 そのうえで野党間協議を進めるべきである。 そして、リーダーは一度決めたことに対して、決してぶれてはいけない。 ◆イシカワシュンジュウ(2月11日〜17日) 2月11日 金曜日 >>国内初の「内密出産」は、現行法の規定で例外的に赤ちゃんの戸籍が作られる見通しとなった。 だが、緊急避難的な色合いが濃く、予期せぬ妊娠に悩む女性と生まれた赤ちゃんの安全や権利を守れるかどうかには、依然として課題が残る。 病院や自治体側には法整備を望む声が強いが、国に動く様子は見えない。 (朝日新聞デジタルより引用) 赤ちゃんポストは、私が最初に出した質問主意書に書いたことだったので、思い出深い。 内密出産は、赤ちゃんポストを国内で最初に始めた病院が、様々な事情を抱える女性が出産できる機会を設けるために始めた新たな取り組みであるが、法整備が追いついていない。 子どもは国家の宝である。 1日も早い法整備を望む。 ☆東京は大雪の予報だったが、特に降らなかった。 しかし、この季節に東京でも警報が出る今年は、全国的にも積雪量が多いと感じる。 2月12日 土曜日 米国のサリバン大統領補佐官の一言で、世界中の株価や為替相場が一気に動いた。 政府高官の一言がこれだけ世界中にインパクトを与えるのかと改めて感じた瞬間である。 その一言とは、ロシア軍によるウクライナ侵攻について「北京五輪の大会期間中にも始まる可能性がある」というものだ。 兵器産業を維持するために、大きな戦争が一定程度の間隔で勃発すると言われている。 古い兵器を消化しないといけないからである。 新しく開発した兵器の力を見ることも必要である。 フランスのマクロン大統領の介入で落ち着いたかに見えたが、サリバン補佐官の発言はブラフなのか本気なのかはまだ見えない。 ウクライナ情勢については先週も触れたが、世界経済に与えるインパクトが大きい。 ☆船戸与一の『満州国演義』を読み進めている。 世界的な指揮者・小澤征爾の名前の由来が、かつての陸軍幹部である板垣征四郎と石原莞爾から1字ずつもらったものだとか書かれているエピソードが面白い。 早稲田大学の先輩である作者の最後の小説であるが、死ぬ間際に完成したと言われる渾身の作品であることがよくわかる。 2月13日 日曜日 >>再生可能エネルギーとして期待される太陽光発電だが、使われている太陽光パネルの多くが2030年代に寿命を迎える。 大量のゴミを生み出し、放置すると有毒物質が漏れ出す危険もある。 処理の仕組みを整えることが急がれるなか、企業による新たな取り組みも始まっている。 約300度に熱した刃で太陽光パネル表面のガラスをはがし、樹脂や銅など材料ごとに分解していく――。 パネル製造を手がけてきたエヌ・ピー・シー(東京)は19年、9割以上の材料を再資源化する機械を開発し、販売を始めた。 (朝日新聞デジタルより引用) 日本中どこにでも太陽光パネルがある。 この大量のパネルが未来永劫使用し続けられるなら良いのだが、寿命があるので交換するか解体するかしかない。 パネルの解体・再利用に対してどう支援するかを具体的に考える時期に……

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