政策を実現するには、一人一人が個別に声をあげるよりも、みんなの意見を集めて一つの声にした方がインパクトがあります。
そのインパクトを最大化するための手法として、署名や業界団体の設立がありますが、今回はその業界団体、言い換えれば、個人と行政をつなぐ機能を果たす集団を立ち上げることとその活動のコツについてお話します。
※様々な共通点を持ち合わせる団体や個人がひとつの団体を構成し、その構成員のための利益を追求する組織のことを業界団体とか、中間組織と言います。これ以降中間組織に統一して説明します。
それでは、政策をつくる現場で中間組織がどのような機能を果たしているのか見てみましょう。中間組織を作ったり、団体として政策提案の活動をしていくに当たって、きっと参考になると思います。
1)政策に大きな影響を与える中間組織
政府が開催する会議には様々な人が出席しています。学者、現場の有識者、自治体職員、そして中間組織の代表者などです (なぜこの人たちが選ばれているかは、第26回:政府の会議委員になるための戦略‐官僚はこうやって委員を選んでいる‐で説明しています)。
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