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ウクライナが深めた露中の連帯 (その2)

兵頭正俊の優しさ出前
  • 2022/02/25
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■■ 2022/02/25 ■■ 兵頭正俊の優しさ出前 ~3分でマスメディアとは違ったステージに招待します ~ ■■■■■■■■■■■■■■ 内容のレベル:中高級者向け発行人 :兵頭正俊登録解除 はここから1 http://bit.ly/AvYMkY  ━━━━━━━━━━  ウクライナが深めた露中の連帯 (その2) ━━━━━━━━━━ アメリカの内部にいるアメリカの敵といったら、わたし などアメリカの軍産学複合体を思い浮かべる。これはア メリカは経済を回していくために絶えず戦争を必要とし ている、と自己正当化している。一国の富裕層を儲けさ せ経済を回していくために定期的に何百万の他国の人が 死なねばならない。こんな傲り高ぶった幼稚なことをい えるのもアメリカだけであり、それも今のうちだけだろ う。 この戦略には敵が必要だった。そこで選ばれたのがソ連 であり、「悪の帝国」とネーミングされた。今回のウク ライナでも一方的に悪役を振られている。 「軍国主義は、アメリカ資本主義と、毎年納税者により 資金供給される膨大な国防総省予算の機能に不可欠だっ た」。この文章は不吉だ。将来の日本軍国主義が交代さ せられるのだろう。 与野党ともこの無理難題を拒否する力はない。 ソ連という敵を創る利点 1 「自由世界を守り」、ヨーロッパとNATO同盟諸国 の後援者役を務める外見上明白な目的をアメリカに与え た。 2 ウクライナでロシアを悪役に仕立てることで、アメ リカは、中国から一極覇権を取り戻した。 3 対ソ冷戦の3番目の重要な理由は、それが世界中に おけるアメリカの軍事的冒険への隠れ蓑に役だったこと だ。ソ連を悪役にして批判し続けることで、「無神論の 共産主義」から神を守るという煙幕の影に隠れてアメリ カは、犯罪的侵略、大量虐殺をやり続けた。 4 ソ連を悪役として決めつけることで、アメリカ国内 の結束が謀られてきた。国民を、国旗と「アメリカ例外 主義」神話の元に結集させてきた。共和党と民主党とい う、いずれも反共で富裕層の奴隷政党のおかげで、アメ リカの国内結束を図ってきた。今回のウクライナもそ う。

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