《抜粋》
欧米諸国は協調して、ロシアの銀行に対して「SWIFT排除」の制
裁を発動しました!!!
「SWIFTからの除外」は、金融核兵器と呼ばれるもので、ロシア
経済に深刻なダメージを与えることでしょう。
ただし、ロシアのGDPは韓国のそれよりも小さいです。
この経済制裁は、隣接するユーロ圏の2022年の経済成長を
1%ほどしか低下させないと見積もられます。
この経済制裁がアメリカ経済に与える影響は、さらにもっと軽微。
さて、西側諸国は今週末には「ロシア中銀をグローバル金融市場
から閉め出す」制裁も発動すると予告しています。
そうなれば、1990年代半ばのようなロシア通貨危機が起こ
るかもです。
ロシア経済は、物資欠乏とルーブル暴落によるハイパーインフ
レで、今後急速に窮乏化してゆくことになるでしょう。
怒り心頭に達したプーチン大統領は、ますます発狂、「本物の
核兵器」の使用をちらつかせるようになっています。
発狂:プーチンは、「核兵器使用」寸前までの瀬戸際戦術に
出ることでしょう。
そんな中、希望は「中国」にあります。
今回の「プーチンの爆走」で一番当惑しているのは中国習近平な
のかもしれません。習近平は、「プーチンのウクライナ侵攻」とい
う「暴挙」までは、全く想定していなかったと言います。
習近平は、「ウクライナ侵攻無し」を前提に、「ヨーロッパがロシア
産天然ガスを購入しなくなったら、中国がその天然ガスを購入す
る」「西側がロシアをSWIFTから除外したら、中国独自の国際決
済システムをロシアが利用できるようにする」ことなどの
「ロシアへの後方支援」をプーチンに約束していたと言われて
います。
ところが、プーチンは習近平の想定をはるかに上回って暴走、今
では国際世論のすべてを敵に回してしまっています。
こんな「ならず者になり果てたロシアの後方支援」に、習近平
は今では強いためらいを感じ始めているようです。
おりしも、中国では、不動産バブル崩壊への不手際やゼロコロナ
政策の継続で、習近平政権への不満は積もりに積もっています。
中国国内の政治の中枢部でも、習近平の足場は盤石とは言えない
状態。
ここで、国際世論さえも敵に回すことは、習近平にとってはまる
っきり得策ではないのです。
かくして、習近平はロシアを裏切って、「ならず者:ロシアへの後
方支援」を放棄する可能性さえあります。
今のロシアの暴走を止められるのは、今の習近平だけだとも言え
るでしょう。
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