SWIFT排除とFRBの引き締め
ロシアがウクライナに軍事侵攻するという予想外の展開となり、欧米は核保有国との「戦争」は回避しましたが、その分経済制裁で、ロシアの銀行の多くを国際決済システムSWIFTから排除するという、金融市場での「原爆」を武器に使う実験を行いました。その衝撃はほかの国にも及ぶため、欧州の一部の国からはこれに躊躇する動きも見られましたが、ロシアの動きを止めるためにあえてこれを選択しました。
この措置は日本時間の27日(日曜)朝に発表され、翌28日の東京市場はこの影響を消化しきれませんでしたが、これをロシアの銀行全体に適用すればロシア経済は窒息死します。さすがに今回は約7割の銀行が対象といい、一部に逃げ道を残しましたが、それでも これがロシアのみならず、世界の金融に与える影響は決して小さくありません。恐らく、FRBの金融引き締め策にも影響すると見られます。
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