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第157号 安倍晋三とハサミは使いよう/昭和39年という時代/目刺/木田千女

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  • 2022/03/02
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「安倍晋三とハサミは使いよう」 日本の首相を二度もつとめながら、二度とも無責任に丸投げした安倍晋三という前代未聞のヘタレが、盟友プーチンによる他国への武力侵攻という戦争犯罪に乗じて、とんでもないことを言い出しました。 すでにSNSを中心に絶賛大炎上中ですが、2月27日のフジテレビ『日曜報道 THE PRIME』に出演した安倍晋三は、米国の核兵器を自国に配備して米国と共同で使用する「ニュークリア・シェアリング(核共有)」を取り上げ「日本はNPT(核不拡散条約)加盟国で非核三原則があるが、世界の安全がどう守られているかという現実についての議論をタブー視してはならない」などと抜かしたのです。 さすがは「ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を二発も落として日本に大変な惨状を与えたあと『どうだ』とばかり叩きつけたものです」などと公言し、自分の無知を晒した愚か者だけのことはあります。そして、このポツダム宣言も読んだことがない愚か者が、今度はその「日本に大変な惨状を与えた」という核兵器の日本への配備も議論すべきだと言い出したのです。 この「ニュークリア・シェアリング」は、石破茂や河野太郎など自民党内の「戦争大好きイケイケ派」の議員らも、以前から「抑止力」の名のもとに必要性を言及して来ました。しかし、これは「非核三原則」に反するだけでなく、原子力の利用を平和目的に限っている「原子力基本法」にも反していますし、非核兵器国が核兵器を受領したり製造しないように定める「核拡散防止条約(NPT)」にも抵触します。 そもそも、世界唯一の戦争被爆国である日本の首相が、なんだかんだと屁理屈を並べて、世界86カ国が署名、59カ国が批准している「核兵器禁止条約」から逃げ回っているだけでも恥ずかしいのに、その上「非核三原則」も「原子力基本法」も「核拡散防止条約」も無視して米国の核兵器の国内配備を議論すべきだなんて、プーチン以上に常軌を逸しています。 この安倍晋三のトンデモ発言には、さすがに岸田文雄も真っ青になり、翌日28日の国会で「非核三原則を堅持するという立場から考えて認められない」と速攻で否定しました。この時期に核兵器関連の問題で選挙地盤の広島の有権者から突き上げを食らったら、夏の参院選が大変なことになるからです。 それにしても安倍晋三って、どうしてこれほどまでに愚かなのでしょうか? 無知なら無知なりに、自分の家で犬でも抱いて紅茶でも飲んで大人しくしていればいいのに、どうして何かあるたびにシャシャリ出て来て、ペラペラペラペラと余計なことを垂れ流すのでしょうか?本当に「百害あって一利なし」、母校である成蹊大学の後輩一同から「母校の恥」と言われるだけのことはあります。 約8年もの長期政権の間、プーチンと27回も会談し、お互いを「ウラジーミル」「シンゾー」とファーストネームで呼び合うほど蜜月だとアピールしておきながら、自らが音頭を取った「北方領土返還交渉」では、「四島返還」どころか逆に二島を差し出す始末。その上、無条件でポンと3000億円をプレゼント。まるで「泥棒に追い銭」です。

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