日刊 大石英司の代替空港
▲▽国民士気を巡る諸問題▽▲
>自国のために戦う意志のある40歳未満の男性の割合%
三日ほど前だったかな、 Twitter で↑こういうテーマが上がっていました。
ググればグラフが出て来ます。日本は世界で最低です。10%しかいない。
ただ、国民の士気を巡る話は、だいぶ以前にも書いたことがあるのですが、さ
して問題ではありません。その40歳以下の男性に占める10%というのが人数にし
てどのくらいになるか知りませんが、日本は一定数の人口を持っている。マスが
大きい国では、別に国民全員が戦う必要は無い。銃後も必要です。もちろん、戦
う意志を表明した人間が、いざとなったら逃げ出したり、そんなつもりは無かっ
た人間が銃を取ったりする。
いずれにせよ、戦う意志がある国民の総数は、いざ本土決戦、総力戦となって
もさしたる問題ではない。戦える人間だけ戦えば良いのです。
では問題はないのか? 問題は何か? 問題はむしろ、いざそういう状況にな
ったときに、国民に蔓延るだろう敗北主義です。たとえば4000万人の年寄り。こ
の人たちが、自分たちは年金さえ貰えれば良い。お札に色は無い。習近平様がそ
れを出してくれるのであれば、何の不満があろうか? 若い連中は何で命を粗末
にして危険なゲリラ戦とかやっているんだ?……、という敗北主義が蔓延し始め
たら、勝てる闘いも勝てなくなる。
それはたぶん、これからウクライナで起こることです。今は高揚感と愛国心で
モチベを維持しているけれど、戦争が長引き、首都が陥落したら、確実に心は蝕
まれていく。
ロシアもそんなに時間は掛けられないだろうけれど、ウクライナにとっても、
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