■■ 2022/03/02 ■■
兵頭正俊の優しさ出前
~3分でマスメディアとは違ったステージに招待します
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政治に東西も左右もない、ただ深さはある (その3)
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プーチンの危惧と不安の在処は明白だ。
1 米・NATOのミサイルがモスクワに向けて林立する
恐怖
2 しかもウクライナがNATOに加入しつつあった
3 ロシアは歴史の教訓(ナポレオンとヒットラー)か
ら国境沿いのバッファを必要とした
4 ロシア人さえ分かっていないプーチンの孤独・四面
楚歌の状況
5 ウクライナ・ゴミ大統領ゼレンスキーの反モラル・
日本の総理並みの無能無策
その結果、もたらされたのが次の政治だ。
1 日本からウクライナへ参戦 総勢70人(元自衛官50
名)
2 義勇兵の参戦という、滅多にない試みであり、国会
で承認したのか。それとも野党も国会で昼寝しているの
か。
3 日本のウクライナへの義勇兵の派遣。これこそ反プ
ーチン派がこれまで言ってきた暴力による解決であり、
日本では違憲である。
4 ヘタレキッシーが始めた「経済制裁」と「元自衛官
派遣」、これで北方領土はもう返ってこない。
5 ヘタレキッシーはすぐに辞任し、高市早苗と交代せ
よ。
それでは論文に戻ろう。プーチンドクトリンとは何か。
このドクトリンの様々な要素を束ねているのが(1)
「ソビエト崩壊という結末を再度覆し、(2) 敵とし
ての大西洋同盟を分裂させ、(3) 冷戦を終結させた
地理的解決策を再交渉する、というプーチンの包括目的
だとアンジェラ・ステントは言っている。
アンジェラ・ステントの考えるドクトリンをもっと具体
的に見ていこう。
1 いまが行動を起こす良いタイミングだとプーチンは
考えた。
2 なぜなら、「アメリカは弱体化し、分裂しているた
めに、首尾一貫した外交政策をとれなくなっている」。
3 「ドイツの新政権はまだ政治的に自立していな
い」。ヨーロッパは全般的に国内課題に気をとられてい
るし、エネルギー市場がひっ迫している以上、いまやモ
スクワはより大きなツール・可能性を手にしている。
4 一方で、2014年に欧米が(クリミア編入後の)ロシ
アを孤立させようと試みたときと同様に、ロシアは中国
の支援を頼みにできるとみている。実際、そのように中
国は動いている。エネルギーも食糧も、世界の人口のお
よそ五分の一を抱えている巨大な中国がいる限りロシア
が輸出先に困ることはない。
5 ロシア大統領の行動は、今後長期的にモスクワが破
壊的になることを示唆している、とアンジェラ・ステン
トはいう。これらを「プーチン・ドクトリン」と呼ぼ
う、と。
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