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2022年3月4日号(Vol.201)-中国流交渉術とは(1)&ウクライナ紛争に対する”違和感”

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第201号(2022年3月4日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもお読みくださり、そしてコメントやご質問も頂戴し、誠にありがとうございます。 さて、今週号のメルマガですが、 まず【1】のコーナーでは、今週から 【中国流交渉術の秘密】 についてお話ししたいと思います。 「どうして米中は分かり合えず、対立が深まるのか?」 それにはいろいろな理由が複雑に絡み合っていますが、交渉に対する“考え方”と“文化”、 そしてそれらにまつわる“スタイル”の違いも大きな理由になっていると思われます。 中国を隣国に持つ日本の政府や企業にとっても知っておいて損はないと思われますので、ご紹介したいと思います。 次に、国際情勢ですが、今週もいろいろとありました。 その中でも取り上げざるを得ないのは、やはり【ウクライナ紛争と国際情勢】についてです。 2月24日に、大方の予想に反して、ロシアはウクライナ全土への侵攻を始めました。 黒海からウクライナ南部、ウクライナ東部のドンバス地方、そしてベラルーシ経由で北部へ侵攻を始めました。 特に北部は首都キエフが近いため、欧米政府はロシア軍がキエフ陥落を目指していると恐れ、 例を見ないほど迅速に反ロシア網を築き上げました。 ロシアの主要銀行の国際的決済システムのSWIFTからの除外。 相互に発した領空通過の禁止、フライト受け入れの停止・・・ コロナ禍で弱った国際経済にまた大きな打撃を与える措置を選んでまでロシアにショックを与えることを願った 欧米とその仲間たち。 侵攻後数日でキエフをはじめ、主要都市が陥落すると思われていましたが、 ウクライナ国民の勇敢な反攻と、それを支える欧米からの軍事支援の前に、予想以上の善戦を見せています。 それに焦ったのか、プーチン大統領はついに核兵器使用を可能にするための態勢の整備を命じ、 対立姿勢を一層強硬にしています。 欧米から実質上見捨てられたと思われる中、自国のために勇敢に戦う市民と、 それを鼓舞するゼリンスキー大統領の姿に、国際世論は感情移入し、 ネット上も、政治的な姿勢も一気に反ロシア色に染まっています。 情報戦が多重に繰り広げられる中、一応、ロシアとウクライナによる停戦協議が始まりましたが、 なかなか落としどころが見つからない危険な状態が続いています。 国際秩序、協調主義、分断・・・ いろいろ叫ばれる中、今後どうなるのでしょうか? そして、実はいろいろ違和感を抱いているのですが、それは 【2】のコーナーでいろいろとお話しします。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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