メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

vol.114:スターバックス中心のカフェ業界に激震。テーマは下沈市場。郵便局や蜜雪氷城も参戦

知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
  • 2022/03/07
    • シェアする
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 114 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。 今回は、カフェについてご紹介します。 中国の都市住人は、ものすごくよくコーヒーを飲みます。特に上海はスターバックスを中心にカフェが多く、店舗数では世界で最もカフェのある都市になっています。あのブルーボトルも上海などの中国の都市への出店を決めました。 しかし、20年前は、中国人の多くがコーヒーを飲んだことがなかったと思います。その頃の上海は、スターバックスが数店あるだけで、わずか20年で、コーヒーの習慣が定着をしました。 大都市ではカフェがいたるところにありますが、地方ではまだカフェは相当に珍しい存在です。大都市住人が20年で、コーヒーを飲むようになったのだから、地方でもこれもからコーヒーが広がっていくと考えるのは不自然なことではありません。もし、地方都市住人までコーヒーを飲むようになったら、中国は大量のコーヒー豆を消費するコーヒー消費大国になります。 これが外資系のカフェチェーンを呼び込み、国内からも新たなカフェチェーンが登場する要因になっています。 特に注目されているのが、あの蜜雪氷城がサブブランド展開しているカフェ「ラッキーカップ」です。コーヒーが4元からという激安価格で、地方都市を中心をした下沈市場に浸透をし始めています。 もうひとつが、国営企業である中国郵政がアモイで試験営業を始めたカフェ「ポストコーヒー」です。価格帯、内容などは標準的ですが、全国で50万ヶ所以上の営業拠点をもつ郵便局ですから、もし本格的に展開を始めたら、あっという間に中国最大のカフェチェーンになるポテンシャルを持っています。 郵便事業が縮小する中で、既存リソースを活用する一手としては、投資家の多くも想像していなかったようで、驚きの声が広がっています。 今回は、スターバックス中心に回っていたカフェ業界が、どのような変化をしようとしているのかをご紹介します。 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 114

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 550円 / 月(税込)
  • 毎週 月曜日