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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 114
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、カフェについてご紹介します。
中国の都市住人は、ものすごくよくコーヒーを飲みます。特に上海はスターバックスを中心にカフェが多く、店舗数では世界で最もカフェのある都市になっています。あのブルーボトルも上海などの中国の都市への出店を決めました。
しかし、20年前は、中国人の多くがコーヒーを飲んだことがなかったと思います。その頃の上海は、スターバックスが数店あるだけで、わずか20年で、コーヒーの習慣が定着をしました。
大都市ではカフェがいたるところにありますが、地方ではまだカフェは相当に珍しい存在です。大都市住人が20年で、コーヒーを飲むようになったのだから、地方でもこれもからコーヒーが広がっていくと考えるのは不自然なことではありません。もし、地方都市住人までコーヒーを飲むようになったら、中国は大量のコーヒー豆を消費するコーヒー消費大国になります。
これが外資系のカフェチェーンを呼び込み、国内からも新たなカフェチェーンが登場する要因になっています。
特に注目されているのが、あの蜜雪氷城がサブブランド展開しているカフェ「ラッキーカップ」です。コーヒーが4元からという激安価格で、地方都市を中心をした下沈市場に浸透をし始めています。
もうひとつが、国営企業である中国郵政がアモイで試験営業を始めたカフェ「ポストコーヒー」です。価格帯、内容などは標準的ですが、全国で50万ヶ所以上の営業拠点をもつ郵便局ですから、もし本格的に展開を始めたら、あっという間に中国最大のカフェチェーンになるポテンシャルを持っています。
郵便事業が縮小する中で、既存リソースを活用する一手としては、投資家の多くも想像していなかったようで、驚きの声が広がっています。
今回は、スターバックス中心に回っていたカフェ業界が、どのような変化をしようとしているのかをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 114
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