脱炭素を促すウクライナ危機
「資源国を封印したコスト」
世界の大資源国ロシアが引き起こした今回のウクライナ危機で、原油価格がまた100ドルを大きく越え、あたかも第3次石油ショックの様相を見せ、エネルギー危機が再燃しました。経済制裁により、ロシアを貿易・金融から締め出すことで、日量1000万バレルの原油生産や天然ガスの供給が急減するためです。
この結果、第二次石油ショック後にも見られたように、今回もロシア発の石油ショックで世界経済は高インフレと不況が同時に進行する「スタグフレーション」を体験させられることになります。しかも今回はロシアに対する金融制裁もあり、これがもとで石油以外でもモノ取引が制限される面があります。
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