久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽 」
毎月第1-4 火曜日発行 vol.77 2022/03/08 発 行
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4.久米のイチオシ
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ミケル・バルセロ展 消えゆく「幻影」の美しさ
ああ、久しぶりに美しい「真の現代美術アート精神」を感じました。できれば、ぐるっとパスでタダになるので、東京オペラシティの展覧会を実際に見て欲しいのですが、この3つの動画を見ていただくだけでも、十分に楽しめるはずです。
まずは、この動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=qtO53j0KtzE&t=199s
水でぬらすと、黒く軌跡が残る特殊なキャンバスに、モップやら布やらで、落書きのような絵を描いていきます。
まるで原始人の壁画のようです。観客に公開で描いていますが、現場では笑いがこぼれています。
そして、水が渇くにつれて、この絵は消えていくのです。
この絵が残って、その後、高額なオークションにかけられるのだったら、いわゆる成金の見栄と投機の餌食になってしまうでしょう。
しかし、この消えゆくはかなさがいいのです。誰も所有できないけれど、Youtubeで観たひとの心に幻影が残るのです。
続いて、この動画はいかがでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=rhUWkEqYPt0
土壁にパンチ、パンチ、パンチ。チョップ、チョップ、チョップ
いいオトナが二人して、泥んこ遊び。
もはや滅茶苦茶です。アーサーCクラーク原作の名画「2001年宇宙の旅」に出てきた猿のようです。
なんだか楽しそう。
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