■ 固有のディフェンシブ性を発揮するJリート
年初から米国債利回りの急上昇を背景に少々調整ムードが色濃くなっていた東証リート指数。だが、ここにきてウクライナ情勢の緊迫化で全体に波乱含みの展開が続くなか、固有のディフェンシブ性を発揮している。
1月半ばには一時1800ポイント割れの水準を試したが、以降は1845ポイントあたりの処が下値を支持するような格好となっている。ちなみに、3月10日の終値ベースで全銘柄の平均(分配金)利回りは3.85%。あくまで「指数」の話ではあるが、個別に見ても其々が一時調整するなかで、分配金利回りが上昇する格好となっており、結果的にリートならではの下方硬直性が発揮されている。もちろん、ウクライナ情勢の緊迫化などによって先行きの不透明感がぬぐえない最近の全体的な傾向として、低バリュエーション+好配当利回りの銘柄に物色の矛先が向かう流れにも乗る。
では、どんな銘柄に投資資金は向かっているのか。一つの参考に、国内リートで運用するREIT型投信のなかでも過去5年の運用実績が目立って好調なファンドを6本ピックアップ(フィデリティ・Jリート・アクティブファンド、野村J)リートファンド、JREIT・オープン、ダイワ・アクティブJリートファンド、東京海上J-REIT投信、ノーロード明治安田JREITアクティブ)。この6本のファンドに共通して組み入れられている銘柄には、どんなものがあるかを調べてみた。
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