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プーチン「大誤算」 経済制裁でロシアは破局 外資撤退すれば「100年前へ逆戻り」

勝又壽良の経済時評
  • 2022/03/14
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プーチン誤算が招いた経済制裁 ルーブル暴落のもたらした惨状 西側撤退企業を国有化する悪手 破綻に向かうロシアの経済構造 ロシアのプーチン大統領は、歴史的大誤算をした。ウクライナ侵略は、短期間で終わると見たことが全ての誤算の始まりである。 ロシア軍がウクライナへ侵攻すれば、親ロ国民が歓呼し、現政権を倒して親ロ政権と交代させるシナリオを描いていた。ロシア・ウクライナ・ベラルーシは、スラブ民族であるから統一しなければならない。プーチン氏は、こういう「民族統一構想」に基づき始めた戦争である。北朝鮮が、韓国へ攻め込んだ朝鮮戦争と同じ構図だ。 そもそも、民族統一という願望で、他国への侵略が許される筈もない。ウクライナは、1991年にロシアから独立後、親ロ政権が倒れ選挙で、親欧米政権が選ばれて現在に至っている。決して、武力で強引に成立した政権ではない。プーチン氏は、こういう経緯を無視して「ロシア帝国再興」に駆られ、ウクライナへ侵攻したのが真相だ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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