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第685回 なぜロシア軍はウクライナの民間施設を攻撃しているのか?ぞっとする過去のウエブボット
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▼今回の記事
今回は、ロシアのウクライナ侵攻の戦略について解説する。興味深い事実が明らかになっている。最後に、過去のウエブボットの記述を振り返る。これも不気味だ。
▼ウクライナについて
今回の記事では、最初にウクライナについて一言書いておきたい。
いま日々のウクライナに関する報道を見て、心を痛めない人はいないだろう。ロシア軍の攻撃ですでに3000人近い民間人、1300人のウクライナ軍兵士、そして1万人を越えるとも言われるロシア軍兵士が死亡している。マンションや病院が攻撃され、泣き叫ぶ母子の姿を見ると心が張り裂けるような思いになる。
そして、こうした思いはウクライナ侵攻を行ったロシアへの憎しみを助長させる。むろん欧米ほどではないが、日本でも「ロシア」と名のつくあらゆるものに対する過剰な拒否反応と敵対意識が高まりつつある。そのような感情は心情的に理解できないわけでもない。ウクライナ侵攻を行ったプーチン大統領の責任は大きい。
しかしながら、いま日本を含め欧米の主要メディアで報道されている内容は事実のほんの一部でしかない。善の民主主義が悪の権威主義と戦っているという単純な構図に合致する情報だけが取り上げられ、その図式には合わない情報が報道されることはない。
ウクライナのネオナチ、「アゾフ大隊」による東部ドネツク州への激しい攻撃、チェルノブイリに保管されている放射性物質を使った「汚い爆弾」によるロシア攻撃の可能性、ウクライナ国内にある生物化学兵器実験施設で製造された強毒性の炭疽菌、「エイムス株」によるロシア攻撃の可能性などの情報はすべてロシアのフェイクニュースとして排除されている。
だが、複数の調査ジャーナリストが集めた確実な証拠もある。これらはフェイクではない可能性が高い。これらについては、それぞれ記事を改めて書きたい。
たしかに、ウクライナで展開されている光景には大変に心が痛む。そしてロシアに対する憎しみも込み上げてきても当然かもしれない。しかし、こうした勧善懲悪的な感情に流されるだけだと、主要メディアの誘導にひっかかり、真実が見えなくなる。すると、これから我々の周囲にも迫ってくる可能性のある危機を見過ごし、それに対処することができなくなるだろう。冷静さが必要だ。
このメルマガでは、これからもウクライナに関する記事を書き、日本では報道されていない情報を中心的に紹介するが、主要メディアの勧善懲悪的な図式にはめ込まれずに、冷静に情勢を判断してほしい。
●マイヤーに送られたウクライナからのFAX
主要メディアの報道とは異なった現実を伝える情報が、このメルマガで頻繁に紹介しているスイス在住のビリー・マイヤーに届いた。この情報は「FIGU」の会報で公開されている。この情報の信憑性は確認できていないが、これが事実である可能性もある。よい機会なので、掲載することにした。以下に全訳した。
ビリー・マイヤーより
ウクライナの戦場から回り道をしてファックスで届いたメールをベルナデットが書き起こしてくれたので、3月2日付の「ツァイトツァイヘン」に掲載できるようになった。ウクライナ戦争とロシアの残虐行為について毎日のニュースで報道されていることが、すべて真実ではないという内容のメールだ。
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