今週のテーマは【 間違えやすい言葉 】です。
読みは同じでも、意味が異なる言葉があります(同音異義語)。
文字を入力するとき、
迷ったり間違って使ったりすることを避ける
ためにも意味の違いを知っておきたい言葉として
1.「にやける」の本来の意味とは?
2.「はかる」の使い分け
3.「1コ上」「むかつく」
4.「失笑する」の意味は?
5.「口先三寸」?「一つ返事」?
を取り上げ、違いを説明します。
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< 気になる言葉 > 4.「失笑する」の意味は?
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文化庁の2011年度「国語に関する世論調査」では
本来とは異なる意味で使っているとの回答が多かったのが
5つ挙げられた言葉のうち、4つありました。
「煮え湯を飲まされる」
○ 信頼していた者から裏切られる・・・・・・64.3%
× 敵からひどい目に遭わされる・・・・・・・・23.9%
これは、本来の意味を選択していた人の方が多かった言葉。
しかし、次の4つはいずれも、本来とは違う意味を選択した回答が
多かった言葉です(上が本来の意味、下が異なる意味)。
「うがった見方をする」
○ 物事の本質を捉えた見方をする・・・・・・26.4%
× 疑って掛かるような見方をする・・・・・・48.2%
「にやける」 例)彼はいつもにやけている。
○ なよなよとしている・・・・・・・・・・・・・・・・14.7%
× 薄笑いを浮かべている・・・・・・・・・・・・・・76.5%
「失笑する」 例)彼の行為を見て失笑した。
○ こらえ切れず吹き出して笑う・・・・・・・・27.7%
× 笑いも出ないくらいあきれる・・・・・・・・60.4%
「割愛する」 例)説明は割愛した。
○ 惜しいと思うものを手放す・・・・・・・・・・17.6%
× 不必要なものを切り捨てる・・・・・・・・・・65.1%
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