2022.03.18更新分
■ 日本株の相対的魅力は高まる!
足元でドル/円が119円台に乗せる動きとなってきている。
その背景については後に述べるとして、まずはドル/円が「ここにきてテクニカルに上抜けた感を強めている」という点に触れておきたい。
ドル/円の2015年以降の月足チャートを見てみると、2015年6月に125.85円の高値をつけてから、以降長らく形成していた三角保ち合い(トライアングル)を昨年3月、4月あたりに明確に上放れたことが確認できる。
また、同時に31カ月移動平均線(31カ月線)と62カ月移動平均線(62カ月線)を上抜け、以降は62カ月線が下値をサポートしている。足元では31カ月線が上向きに転じてきており、いずれ62カ月線を下から上に突き抜けることになると見られる点も見逃せない。
先週は、今年1月、2月に付けた高値水準である116.35円処を上抜け、そこからレンジが一段引き上がったとの感を強めている。目先は少々行き過ぎの感も否めないが、少し長い目で120円台乗せから2015年6月高値(125.85円)を試す動きとなって行く可能性も想定されないわけではない。
過去の価格推移を振り返ると、ドル/円は大よそ8年ごとに目立った高値をつけるパターン「8年高値サイクル」を繰り返している。そのパターンに基づくと、次に目立った高値をつけるのは来年(2023年)6月ごろということになり、その場合の一つの目標値は125.85円からそれ以上の円安水準になると見る。
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