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習近平の「二枚舌」、ウクライナを核攻撃から守る約束どうする? ロシア支援で反古

勝又壽良の経済時評
  • 2022/03/21
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ウクライナとも密接な関係 ロシアを優先させた思惑? 道義忘れ目先利益に目眩む 西側から大きな不信を買う 米中首脳会談が3月18日、オンラインで行なわれた。メインテーマはウクライナ問題である。米国は、中国がロシアへ何らかの形で支援すれば、それ相当の「代償を払わせる」という警告を行なった。中国は、これに対して「ウクライナ問題が平和裏に解決することを望む」という他人事のような回答をした。 中国が、ロシアに対して何ら具体的な働きかけをできない裏には、2月4日の中ソ首脳会談と共同声明の発表が影響している。中国は、会談でロシアのNATO(北大西洋条約機構)拡大反対論に同調。ロシアは、台湾問題で他国の干渉に反対するというエールを送った。こうして、中ロは「限りない友情」で結ばれているとしたのである。 中国は、この段階でロシアのウクライナ侵略計画を知らされていなかった。それゆえ、「限りない友情」という情緒的文言まで加えたのであろう。もし、ウクライナ戦争計画を知っていたならば、こういう曖昧な文言を加えるはずもなかった。ロシアに、まんまと一杯食わされた形だ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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