ウクライナとも密接な関係
ロシアを優先させた思惑?
道義忘れ目先利益に目眩む
西側から大きな不信を買う
米中首脳会談が3月18日、オンラインで行なわれた。メインテーマはウクライナ問題である。米国は、中国がロシアへ何らかの形で支援すれば、それ相当の「代償を払わせる」という警告を行なった。中国は、これに対して「ウクライナ問題が平和裏に解決することを望む」という他人事のような回答をした。
中国が、ロシアに対して何ら具体的な働きかけをできない裏には、2月4日の中ソ首脳会談と共同声明の発表が影響している。中国は、会談でロシアのNATO(北大西洋条約機構)拡大反対論に同調。ロシアは、台湾問題で他国の干渉に反対するというエールを送った。こうして、中ロは「限りない友情」で結ばれているとしたのである。
中国は、この段階でロシアのウクライナ侵略計画を知らされていなかった。それゆえ、「限りない友情」という情緒的文言まで加えたのであろう。もし、ウクライナ戦争計画を知っていたならば、こういう曖昧な文言を加えるはずもなかった。ロシアに、まんまと一杯食わされた形だ。
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