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貞子第二メルマガ:3月FOMCのわずか5日後に急速にタカ派転換するパウエルFRB~それでもインフレ退治は出来ない!

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/03/22
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サブプライム危機前、2004年から2006年のグリーンスパ からバーナンキ議長時代に、アメリカ国内の期待インフレ率は 2.5%~3.00%まで高まっていました。この高めの期待イン フレ率を退治するために、当時のFRBは、政策金利を17回も引 き上げて最終的には5.25%の高さまで持ってゆきました。 おかげで、この間のコアPCEの上昇率は、2%か2%をちょっと 上回るくらいの間でとても安定して推移。 比較的インフレが落ち着いていた あのバーナンキ時代でさえ、 バーナンキFRBはインフレを未然に防止するために政策金利を 5.25%まで引き上げていたのです。 パウエルFRB時代の2022年。 アメリカの期待インフレ率はバーナンキ時代のそれを遙かに上回 って、今では3.5%にまで上昇しています。 そこで、3月21日、パウエルFRBは君子豹変します!!! ウクライナ戦争が市場的に峠を越えるや否や、なんとなんと3月 FOMCの決定からからわずか5日後に、パウエルFRB議長は前 言を撤回、急速にタカ派転換します!!! この議長発言により、金利先物市場が予想する2022年末の政 策金利は、5日前までの1.90%から「2.50~3.00%」 へと急上昇!!! しかしながら、この「政策金利:2.50~3.00%」の水準で は、アメリカ経済の成長を減速させることはあっても、現在進行 形の高インフレは退治できないでしょう。 今のアメリカ経済は「深刻なスタグフレーション懸念」に直面し ているのです!!! それでも大幅調整することなく、「ウクライナ戦争の押し目を買 え!」と言わんばかりに上昇しようとする内外の株式市場。 それを横目でニョキニョキ急上昇し始めている長期金利。 長期金利は危険水域入りへ。 内外の株式市場は、「超の付くウルトラ過剰流動性」と言うヘロイ ンを大量に打たれ過ぎて、「脳内幻想のお花畑」の中で「船酔いす るような、寝覚めの悪い夢」でも見ているのでしょうか???? 内外の株式市場では、いつ何時、再び大幅調整が起きても不思議 ではない状態です。

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