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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4210号 令和4年3月25日(金)発行
発行部数 11,578 部
【徳に感化されること】
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【徳に感化されること】
わたくしは、乙卯の歳(安政二年)、
野山の獄の内で、思いがけず、
勿体なくも崇文公の記された『世子告文』を講義しましたが、
聴講した囚人十一名、および番人・獄卒までも、
みな感激して、涙を流さないものはありませんでした。
その上、公の世子であられた時の事を知っているものは、
それぞれ公の恩徳と、民心を感動させた様子を詳しく話してくれました。
そのうちでも同囚の井上某は、三田尻の人で
公が世子であった時の陣僧であった人物ですが、
泣きながら次のように語ったのでした。
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