Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~ 2022/03/28 第598号
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今週の目次
○「はじめに」
○「ノウハウの課題と展望」
○「対話を成立させるもの」
○「読書の足跡」
○「おわりに」
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○「はじめに」
千葉雅也さんの『現代思想入門』を読んで、おおいに感化されております(影響されやすい)。
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『勉強の哲学』もすごかったですが、『現代思想入門』はもう一段すごみが増している気がします。一人の書き手としても、「こういう入門書の書き方もあるんだ」と感心しっぱなしです。
そういう「すごい仕事」を目の当たりにすると、「自分も頑張ろう」とごく単純に思います。励まされるわけです。これが、自分よりもすごく若い人であったら「頑張れよ!」と応援したくなりますし、すごく先輩であったら「やっぱりすごいな」と思っておしまいなわけですが、少し年齢の近い先輩だと、「自分も頑張ろう」という気持ちになるのです。不思議なものです。
こんな風に、人は周りの人間に影響を受けながら(そして与えながら)人生を生きていくのでしょう。それは「自分は自分、他人は他人」と完全に他者を遮断していくよりも、風通しのよいものだと感じます。もちろん、他者を意識しすぎてルサンチマンにまみれるのは不健全ではあるのですが。
というわけで、そっくりそのまま自分の領域に置き換えて、「知的生産入門」というのを書くとしたらどんな企画になるだろうかと、ちょっと考えてみたくなりました。これまでなら、「恐れ多くて」考えることもしなかった企画案です。
もちろん、一朝一夕にできるものではありません。以下のページにこつこつメモを書き留めていこうと思います。
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