この度、MXテレビの東京ホンマもん教室に、「新自由主義者」の象徴としばしば言われる経済学者・竹中平蔵氏をゲストにお迎えしました。
テーマは「(1)成長は必要か?」「(2)財政拡大は必要か?」「(3)新自由主義は必要か?」の3つ。この内(1)の成長必要論は両者完全合意、(2)については総論合意だが各論(とりわけPB規律についてのみ激しく)対立、そして(3)の新自由主義の必要論については、激しく対立する討論となりました。
こうした展開は事前に想定していた通りでしたが、今回のハイライトはやはり、(3)の新自由主義です(子細は下記をご視聴下さい。ちょうど対談箇所からの再生となります
https://www.youtube.com/watch?v=fZiaVetk-HM&t=988s)。
当方、改めてこの討論動画を拝見し、竹中氏の発言を精査し、分析いたしたのですが、ここではその分析結果をご報告差し上げたいと思います。
この分析は、竹中氏のみならず、経済政策を巡る「新自由主義」的な一般的議論にどういう種類の「詭弁」が含まれているのか、さらにはどういう恐るべき「反社会的」思想が混入しているのかを改めて浮き彫りにするものでもありますので、是非ともご一読いただきたいと思います。
まず(1)の成長必要論は、今回の対談のきっかけとなった今年の朝生元旦スペシャルでの論争をなぞるもので、(立憲民主の小川政調会長が主張する様な)反成長論こそが国民を不幸にし、かえって環境を逆に「破壊」し得るという点について概ね合意となりました。この点は特に追加で申し上げる事もありません。
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