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第235号. 年金の下落と、年金額変動の仕組み(2)

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです! ーーーーーーー 4.年金を物価に連動させたりさせなかったりと混乱した過去。 ーーーーーーー 年金は物価や賃金に変動しますが、平成12年に事件が起きました(悪い事をしたわけではないですが^^;)。 平成11年の物価変動率が初めてマイナスになったのです(0.3%低下→0.997)。 当然そうなると翌年度の年金をそれに連動させなければいけませんよね。 マイナスになったんだから年金も減額しないといけない。 でも意図的に下げなかったんです。 平成10年あたりからは金融危機が発生して景気が非常に悪くなってきた頃であり、そんな時に年金を引き下げると生活に影響してしまい、高齢者からの反発が強いだろうと。 そこで特例として年金を下げなかったんです。 つまり、平成11年度の年金のままにしました(当時804,200円の基礎年金でした)。 0.3%(0.997)下がったので、本当なら804,200円×0.997=801,800円にしなければいけなかったのですが…。 0.3%下げなかったけど、今後物価が0.3%以上上がったらその時に相殺しようと考えていました。

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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