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第687回 ロシアのデフォルトは日本の財政危機の背景になるか?マイヤーの最新コンタクト記録
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▼今回の記事
今回は、ロシア軍のウクライナ侵攻やロシアのデフォルト懸念がインフレをさらに加速し、日本の財政に与える影響の可能性について解説する。
次に、スイス在住の地球外生物、「プレヤーレン」のコンタクティー、ビリー・マイヤーの最新コンタクトを紹介する。今後ウクライナで起こることの警告だ。
▼亢進するインフレと日本の財政の危機
それでは早速今回のメインテーマを書く。ロシア軍のウクライナ侵攻を引き金に加速するインフレとロシアのデフォルト懸念、そしてそれらにともなって悪化しかねない日本の財政的な危機についてだ。
欧米ほどではないものの、日本でも物価が急騰している。ガソリン価格の急騰は以前から続いているが、食料品の価格高騰も著しい。2021年末に一部食料品が値上されたが、それに続き4月1日にはさらに多くの食料品の値上げ予定されている。
総務省の2020年を100とする消費者物価指数によると、直近22年2月の総合指数は100.7と前年同月比で0.9%上昇した。上昇率は次のようになっている。
・天然ガスや石油などのエネルギー 20.5%
・小麦などの穀物を中心とした食料 2.8%
これは近年まれに見る上昇率だ。また、物価をさらに押し上げているのは、円安にともなう輸入品の値上がりである。日銀が算出する輸入物価指数は、2月に円ベースで前年同月より34.0%も上がっている。円安は当分の間続くと思われるので、輸入物価の上昇は今後も続く可能性が高い。
●ウクライナ侵攻による小麦価格の高騰
だが、やはりなんと言っても日本の物価高騰の大きな原因になっているのは、ロシア軍のウクライナ軍事侵攻であることは間違いない。
周知のようにロシアは、世界最大の天然ガスの輸出国である。また原油の輸出は世界第二位である。いまのところ天然ガスの輸出決済を仲介している「ガスプロム銀行」などは、国際貿易に使われる送金システム、「SWIFT」から排除はされていない。
だがロシアは、天然ガスの主な輸出先である欧州などに、ルーブルによる決済を求めた。日本を含めた欧米諸国はこれに一斉に反発し、これを拒絶した、これはロシア産天然ガス、さらにはロシア産原油の輸出が途絶える可能性があるため、コロナのパンデミックによる経済回復を受けて高騰したエネルギー価格を、さらに上昇させる要因になっている。
またロシアは、自動車の排ガスの浄化や、入れ歯の原材料に使われるレアアース、パラジウムの4割を生産する世界最大の供給国である。さらにウクライナは、半導体の製造のためのレーザーに使われるネオンガスの7割を生産している。
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