第552号
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岩上安身のIWJ特報!
「米国の方が現状変更」!
東の「台湾有事」危機と西の「ウクライナ有事」危機が同時に迫る!(続編)
岩上安身による元外務省国際情報局長 孫崎享氏インタビュー
(その3)
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(その2)の続き
2022年1月31日の岩上安身による孫崎享氏インタビューの最終号である。
・元外務省国際情報局長 孫崎享氏(IWJ撮影)
https://bit.ly/3qLBWEu
前号に続き、米国務省によるロシア批判に対して、ロシア外務省が反論した「
『米国務省のファクトシート 事実対フィクション:ウクライナに関するロシア
の情報操作』に反論する」の内容を見ていく。
岩上安身は、米ロの論戦を紹介しながら、現地取材の経験を踏まえて、この地
域は、ロシアの入れ子人形「マトリョーシカ」のようだと指摘。巨大なロシア帝
国や旧ソ連の中に、15の民族構成国、さらにその内側に様々な民族の居住区や人
民共和国が存在し、歴史的経緯がもたらした非常に複雑な構造があるという。そ
こでの揉め事の解決には複雑な手順が必要であり、それを無視して、単純に「侵
略、占領」と騒ぐのは乱暴すぎるというのである。
孫崎享氏は、自ら整理した「台湾問題」と「ウクライナ問題」を比較した表を
示して分析。米国は、ウクライナ東部独立の動きを「地域の国々の主権と領土の
完全性を損なう」と批判するにもかかわらず、台湾では中国からの独立を促して
「逆のことを言っている」と矛盾を指摘。岩上安身はクリミア問題も同様だと、
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