2022.04.01更新分
■ 注目度を一層高める「なでしこ銘柄」
3月22日、令和3年度「なでしこ銘柄」「準なでしこ」選定企業が発表された。経済産業省と東京証券取引所が共同で平成24年度より実施し、今年度が10年目となった。
これは「女性活躍推進」に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じ、企業への投資を促進し、各社の取組を加速化していくことが狙いである。
令和3年度は、「なでしこ銘柄」として50社、「準なでしこ」として15社を選定。今回の選定に特徴は、既存の設問である「各職階の女性比率」に加えて、新たに「昇進における男女比率」を測る項目を設定したこと。ダイバーシティ&インクルージョン推進の重要度は、年を追うごとに見る見る高まっている。結果、選定された銘柄群の平均株価パフォーマンスは、この10年継続してTOPIXを上回っている。それは当然、業績の好調推移を反映したものであり、実際に「なでしこ銘柄」の売上高営業利益率やEBITDAマージン(売上に占めるEBITDAの割合)は比較的高い水準であることがわかっている。
今回は、初めて「なでしこ銘柄」に選定された銘柄の中から数銘柄を以下に紹介しておくこととしたい。
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