2022年 第 13号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
長尾和宏です。先週末、東京の「記録映像 ワクチン後遺症」に向う
道中で、開きかけた桜を見ました。ああもう春か。
2022年があっという間に3ヵ月も過ぎてしまった…。
この春も、コロナとコロナワクチンに踊らされたままだな。
そう思ったのに、あれから1週間足らずで、もう尼崎の桜も散り始め
ています。
諸行無常。桜の季節は、いつもこの言葉が胸にしみます。
若い人たちにとっては、桜の季節は、入学だったり、入社だったり、
異動だったりとせつないけれど新しい出会いもあって、不安と期待が
ないまぜになった胸騒ぎのする季節かと思います。期待より不安が大
きいのはわかります。だけど。期待も、不安も、未来がある証拠。
ある程度の年齢を過ぎると、桜という花は、死を連想さえます。
次の桜も、僕は見られるのかな。命は桜の花と同じくらい、儚いもの。
先週発売の「夕刊フジ」の僕の連載「ニッポン臨終図巻」には、俳優
宝田明さんの訃報を桜の季節を投影しながら書いてみました。
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長尾和宏の「ニッポン臨終図巻」 宝田明さん
尼崎でも桜の蕾が綻び始めました。コロナになる前までは、在宅患者
さんとお花見大会をするのが毎年の恒例行事でした。
「桜が咲くまで頑張って生きようね」。
患者さんにそんなエールを送ることもあります。花見を目標に元気を
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