今週のざっくばらん
久しぶりの日本入国
ようやく強制隔離・自宅隔離が解除されたので、日本に帰国しました。最後に日本に帰国したのは2020年の1月なので、26ヶ月ぶりになります。
入国に手間取ると嫌なので、前もっていくつか準備をして行ったのですが、それでも不十分で、飛行機が成田空港に着陸してから、税関を抜けるまで5時間半ほどかかりました。
帰国前に前もって準備しておいたのは以下の5つです。ワクチン接種証明書(米国 CDC 発行のもの)PCR検査と陰性証明書(日本政府発行の書式)の入手(出発の72時間以内)MySOS アプリのインストールCocoa アプリのインストールデジタル庁の Visit Japan への登録(
https://www.visitjapan.digital.go.jp)
不十分だったのは、3番目の MySOS アプリです。アプリをインストールするだけでなく、ワクチン接種証明書とPCR陰性証明書を出発時刻の16時間前までにアプリで登録する必要があったのですが、その操作が必要なことを見逃していました。
最初にアプリ立ち上げた時に、「サイトにアクセス出来ません」とエラーが出たので、「残りは日本についてからやれば良い」と決めつけてしまったのが間違いでした。
それをやっておけば、「ファーストトラック」という扱いで、1時間ほど短くて済んだようです。「ファーストトラック」を逃すと、ワクチン接種証明書とPCR陰性証明書の確認を成田でする必要になるため、その分だけ余計に時間がかかるのです。
ちなみに、5は全くの無駄でした。ひょっとしたら、裏で繋がっているのかも知れませんが、そこで作ったアカウント情報を入国時に要求されることは一切なく、MySOS アプリなどとも連携はしていませんでした。
それに加え成田空港に到着してからは、(提出する証明書は本物ですよ宣言する)誓約書の提出ワクチン接種証明書とPCR陰性証明書の確認抗体検査(唾液)新型コロナウィルス感染症対策質問票への回答(arqs-qa.followup.mhlw.go.jp)
の4つが必要です。
技術的に見て許せないのが4番目の質問票への回答です。同じ厚生労働省なのだから、MySOSアプリから入力させれば良いのに、別のウェブサイトにアクセスして回答しなければならない上に、そのサイトへのアクセスは認証なしで行うため、質問に回答した後に表示されるQRコードのスクショを撮って、窓口で見せるという「素人には分かりにく、玄人目線では信じられないような」ユーザー体験になっています。
結果として、パスポート番号や日本での住所を5回入力しなければならず(不要だったデジタル庁の Visit Japan への登録を含めれば6回)、ユーザー体験として最悪です。間違いも多いようで、窓口の人が、それらが一致しているかどうか確認しなければならない設計になっていました。
1の誓約書も4の質問票への回答も MySOS アプリに集約すれば、ユーザー体験が大幅に改善されるし、成田空港での手続きもかなり簡略化されると思います。
それにしても、デジタル庁の Visit Japan が全く役に立たなかったのはとても残念です。税関申告までそこで前もってしておいたのですが、入国次にその情報を使う手段は提供されておらず、結局、いつものように紙に書いて提出しました。
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