「2022年になっても、まだ入社式という滑稽」
コロナ禍がやや収まった(らしい)ということで、多くの大企業がリアル
での「入社式」を行ったようです。今更「コミュニティへの帰属セレモニ
ー」としての入社式を行うこと自体が、企業イメージのダウンであるわけで
すが、そんなことよりも、個々の入社式では「珍奇な現象」のオンパレード
となっており、改めて社会を驚かせたのでした。
まずは、関西電力です。新入社員の代表に「答辞」を言わせた中で、会社
が「世の中と乖離していないか」などと辛口の批判をさせたということで、
そのヤラセ感だけが猛烈な勢いで社会に拡散したのでした。
この事件ですが、2019年の10月に当時の会長や社長など20人が、
福井県高浜町の元助役・森山栄治氏(故人)から多額の金品を受け取ってい
たことが明らかになったものです。「お菓子の下に金貨があった」とか「小
判や金の延べ棒」があったなどという奇怪な事件です。
原発立地の地元には、原発マネーと呼ばれるカネが「バラマキ」されるわ
けで、その一部が「還流した」らしいのですが、怪しい事件です。では、ど
うして新人にそんなことを言わせたのでしょうか。一部には「言わされた代
表の新人」が配属先で「イジられる」危険があるという憶測もあり、とにか
く不自然極まりないなわけです。
一つの可能性は、事件の闇があまりに深いので、現在の経営陣には黄金を
受け取った先輩の批判はできない、そこで「ペーペー」の新人に言わせて、
社会の批判をかわそうというアイディアを経営陣が考えたという可能性です。
だとすれば、新人君は会社批判をしたのではなく、会社の「闇」の隠蔽を幇
助させられたわけで、いずれにしてもトンデモない話です。(続く)
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)