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こんにちは。 竹本光晴です。 いつもメルマガを読んで頂き、ありがとうございます(感謝)。 「三毒」とは、仏教において克服すべき、最も根本的な三つの煩悩(欲望)です。 「三毒」を構成する三つの煩悩は、 ・貪(とん) むさぼり、必要以上に求める心、物惜しみ ・瞋(じん) 怒りの心、憎しみ、妬み ・痴(ち)  真理に対する無知の心、愚かさ 密教の考え方は「煩悩はなくならないので、欲は賢く満たせ」と説きます。 空海が残した教え「理趣経」という経典の中にも煩悩(欲望)を肯定している一説があります。 その教えをわかりやすくかみ砕くと、  「異性を見て欲情することは菩薩の境地である」 「男女が交わって天に登る心地になるのは、菩薩の境地である」 「その他、五感が満たされて喜ぶことは菩薩の境地である」 と、述べています。 五感を満たしたり、何かを強く求めたりすることは、人間として正しい行い、と空海は説いています。 そしてその欲望を上手くコントロールし、賢く満たせ・・・と説いているのです。 欲望を中途半端に燻らせるのではなく、それを燃料にして、 最善の力でもって欲望を実現するべきなのです。 宇宙の真理に従って生きていれば、真実が見えてきます。 胃宿月のこの時期は、深い淵を一気に越えるように、 古い状態から新しい状態に移行するタイミングです。 新しい知恵を得たとき、私たちはこれまで蓄えた宝物を、古めかしいガラクタとして喜んで記憶から捨て去るでしょう。

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