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貞子第二メルマガ:「タイトニング・タントラム」の始まりだ!~「年間1.1兆ドルのQT」は「マネーの巨大バキューム」!

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2022/04/08
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4月5日、まずは、ブレイナード女史(FRB理事)が動きました! この日の講演で、同女史は、今のFRBの「最優先課題」はインフ レ退治であり、そのために、政策金利の引き上げを着実に進めて、 同時に5月から急速なペースでバランスシートの縮小を開始する と、表明しました。 「ハト派と目されていたブレイナード女史」のこの日の「超タカ 派発言」は、「FRBの高インフレ退治への本気度」を内外のマーケ ットに毅然と示しました。 この日の女史は、「FRBは高インフレ退治のためには、アメリカ経 済のリセッション入りも辞さない、株式ブーム崩壊も辞さない」 との「毅然としたFRBの決断」を表明したわけです。 翌4月6日、「3月FOMCの議事録」が公表され、ワンツーパン チで、市場は再び頭から冷水を浴びせられました。 5月開始の「QT(量的金融引き締め)」は、なんとなんと「年間約 1. 1兆ドル(約136兆円)」の超巨大な資産圧縮となる模様で 2. す!!! 「QE(Quantitative easing)」を「マネーのバズーカ砲」と呼ぶな らば、今回の「QT(Quantitative Tightening)」は、巨大な掃除機 でマネーを回収する「マネーの巨大バキューム」と呼べるでしょ う。 「年間1.1兆ドル規模の巨大なマネーのバキューム」です!!! 「壮大な実験」が始まり出しています!!! 「年間1.1兆ドル規模ものQT(マネーの巨大バキューム)」は、 まだほとんど使われたことのない金融引き締め手段です。 「年間1.1兆ドル規模ものQT(マネーの巨大バキューム)」は、 まだほとんど使われたことのない金融引き締め手段です。 QTは、「株式市場に対しては、政策金利の引き上げよりもっと激 しい効果がある」と指摘する向きもありますが、実のところ、その 効果はまだよく分っていません。 「2017年―2019年当時のQT」は、なるべく市場の注目を 浴びないように、恐る恐る月間100億ドルペースから開始され ました。結局、当時のFRBは2年近くの時間をかけても、総計で 8,000億ドルしかバランスシートを縮小できませんでした。 今回のQTの規模は、年間で1.1兆ドル!!! しかも、今回のQTでは、FRBが極力多くのマーケット関係者が 注目するようにと、「インフレ退治のためにQT開始」を高らか に謳い上げています!!! 今後の内外の株式市場は、遅かれ早かれ大荒れに荒れ始めて、こ の大荒れは向こう数ヶ月から半年は継続することでしょう。 「テイパー・タントラム」ならぬ、「タイトニング・タントラム(癇 癪)」が始まることでしょう。

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