No.514 (2022年04月10日発行)
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鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
逆イールドが発生すると株式市場で起こることを理解して、パニックにはなるな
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アメリカの10年国債と2年国債の金利差(10年国債ー2年国債)がどんどんゼロに近づいてやがて2年国債の金利の方が高くなる(逆イールド)と、リセッション(景気後退)がやってくると言われている。
この長短金利差の逆イールドが、2022年3月29日に発生した。そのため、いよいよ「景気後退がやってくる予兆が起きた」と多くの市場関係者が認識するようになってきている。過去には逆イールドで以下のような景気後退があった。
1978年の逆イールド:高インフレでのリセッション
1989年の逆イールド:湾岸戦争前でのリセッション
2000年の逆イールド:ITバブル崩壊前のリセッション
2007年の逆イールド:リーマンショック前のリセッション
2019年の逆イールド:コロナショック前のリセッション
そして、2022年3月の逆イールドだ。逆イールドが発生すると、半年から2年以内にリセッションが発生する確率が非常に高まる。
日本では、今まで一回だけ逆イールドが発生した時があったのだが、それは1989年のことであり、「バブル崩壊前」のことだった。この逆イールドから1年経った時に超絶的なバブル崩壊がやってきたのだから、私たちは身構えるものがあるはずだ。
もちろん、これもひとつの指標なので「絶対にリセッションになる」というわけではない。事実、ウォール街の一部では「今回はリセッションにならないのではないか?」という声もある。
しかし、逆イールドが発生したら景気後退がやってくるという「現象」が高い確率で何度も起きているのであれば、むしろリセッションになる可能性の方を考えておく方が自然である。そして、投資家はその前に、ひとつ腹をくくることがある。これは重要な事実なのでよく理解しておいて欲しい......(続きはメルマガにて)
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