「今日は何の日?」
今日「4月13日」が何の日かと言うと、江戸時代初期の慶長17年(1612年)4月13日、宮本武蔵と佐々木小次郎が巌流島で決闘をしたことから、今日は「決闘の日」だと言われています。でも、急に「決闘の日」と言われても、どこかの誰かと実際に決闘をするわけにも行きませんし、困ってしまいますよね。それに、そもそも巌流島の決闘って旧暦4月13日の出来事で、現在の新暦に直すと5月13日、1カ月も先なのです。
あたしたちは明治6年(1873年)に導入された新暦(太陽暦)で生活しているので、それ以前の出来事を旧暦の日付のまま「今日は何々の日」と言われても、どうもシックリ来ません。しかし、明治6年以降の出来事なら、背景の季節感もそのままに、素直に受け入れることができます。で、今日「4月13日」が何の日かと言うと、石川啄木の命日「啄木忌」です。それも没後110年という節目の忌日なのです。
東海の小島の磯の白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる
たはむれに母を背負ひて
そのあまり軽(かろ)きに泣きて
三歩あゆまず
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