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~ストレスと陽性トレーニング/興奮の見方~

ドッグペディア・Doggies 911
ご購読ありがとうございます。 今月号では、犬のストレスとトレーニングの関係性を書かせて頂きます。 毎月末定例で行っているZOOMアカデミー、3月末に使用した動画を幾つか紹介します。 参加された方は復習として、参加できなかった方には ライブで話した内容を全部を書くことができませんが、ぜひ知って頂きたいことですので、 毎月ダイジェストとしてまとめております。ご活用ください。 さて、タイトルにあります「ストレス」についてです。 以前のメルマガにも「ストレス」について触れたことはありますが、もう一度考えて頂きたい。 「ストレス」って「悪」でしょうか?っていうこと。 まず、人間でも体調が悪いと「ストレス」によるものですね~って、医者から言われる。 その後に続く言葉が「様子をみましょう」 「ストレス」って、物凄く体に悪い、ほとんどの病気の原因かのような? 逆に言えば、この言葉ですべてが片づけられる漠然としたものではないですか? とくに、日本で使われる「ストレス」という言葉は、「病気」「心理的」「精神的なもの」によく使われますよね? 目に見えないものでしょ? アメリカでは、何かに「圧を加える」ことを「ストレスを与える」という言い方をしますから、 日本の方が思うほど、「目に見えない悪いもの」ではないんです。 そもそも「ストレス」という用語は、物理学の分野で使われます。 私はよく自分でパンを焼くのですが、粉をこねてパン生地を作ります。イーストを入れると発酵して膨らみます。 膨らんだ生地には、ガスが溜まります。このとき、生地に掛けるのが「ストレス」です。 ガスを抜く為に叩く、伸ばす、丸める、また叩く、こねる・・・という工程。 生地にストレスを与えることで、グルテンを形成する・・・ま、この辺にしておきましょう。 水溜まりに思いっきり足を踏み込む・・・ストレスを与える 結果的に水しぶきを浴び、泥んこになってしまう・・・ストレス反応 物理的に加える「ストレス」は目に見えます。目に見える「ストレス」があることも覚えておいてください。 皆さんの多くは、「ストレス」を身体面、心理面でしか捉えておりません。 だから「ストレス」と聞くと、痛み、気分の落ち込み、食欲低下(増加)、睡眠不足、肩こり、 便秘、下痢、不眠・・・・などなど、悪いことと思い込んでしまう。 もう少し言葉に対する見解を広めて頂きたい。特に外来語に対して(笑 「ストレス」なんて幾らでもあって、「自分の欲求を満たすこと=ストレスフリー」という定義であるならば、 欲求が満たされない状況や状態は、いつもストレスが掛かっている状態だということですよね? 人間でも動物でも、いつでもどこでも自分の欲求が満たされるわけではないでしょ? 例えば、朝起きるときだって、体は疲れていてもっと休んでいたい、もっと寝ていたい、それでも 会社に行くために、学校に行くために、起きなければならない。 これは欲求を自制して、生きるためには仕方のないことですし、当たり前のことです。 「ストレス」は掛かっております。 食べたいものがあるけど、太るから我慢する。これも「ストレス」。 勉強なんてやりたくない、学校も会社も休みたい・・・だけどやらなきゃいけない、行かなければならない・・・これも「ストレス」。 まず、「ストレス=悪いこと」という認識を、もっとよく考えてみましょう。 3月末に行ったアカデミーではご説明しましたが、ここでストレスについて悪いイメージを払拭して頂きたい。 「ストレス」=不必要なもの・・・ではございません。 学習にもむしろ、この「ストレス」が影響するのであります。 「必要悪」とでもいいましょうか・・・。 ↓のシーザーの動画を見てください。アカデミーで使用したものです。

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