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161回 本性を現した中村格と警察の言いなりのマスコミ

和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
中村淳彦さんのFACEBOOKに有名なAV製作者が逮捕された話が書いてあったのが届いた。ワンズファクトリーとマルクス兄弟という表のAV会社の社長だという。 FC2に無修正の動画を流して、自らも出演していたとのことで極悪非道の男のように報じられている。 確かに、この国にいる以上、この国の法律に従わないといけない。 明らかに警察の違反金稼ぎとしか思えない30キロ制限の道路であれ、見えない上、交差点のずっと後ろなので、もう一度止まらないといけない停止線違反であれ、やったことを認めれば違反金を払わないといけない。 本来、法律は国会で決めるものだから、変な法律を作られた際は、選挙でこれを覆さないといけないのだが、この国では、おそらくずっと現在の与党が勝ち続けるだろうし、政権交代があったときでも、時代錯誤な法律を見直そうということはほぼなかった。 要するに、この国では、時代錯誤な法律が半永久的に続いてしまう。警察の側としては、そういう法律を破った人をすべて取り締まればいいのに、パチンコの景品交換であれ、ソープランドでの売春であれ、警察が気に入らなかった場合だけ罰する。完全な利権だし、法治国家とは言えない。それでも守らなくて捕まったとたんにマスコミのさらし者にされ、刑事罰を受ける。こんな国がプーチンや習近平を批判できるように思えない。 しかも、法律の運用がめちゃくちゃだ。 パチンコの景品交換を黙認しているため(おそらくは定年後の天下り先の確保のためだろう)、ギャンブル依存症が200万人から500万人発生している。毎年、それが原因で1000人単位の自殺が出ていると推定されるし、社会的廃人となってしまうひとが膨大な数でいる。 ギャンブルというのは依存性が高いから、麻薬や覚せい剤と同じく、売った側だけでなく、買った側も罪を問われる。つまり開帳した人間だけでなく、賭博に参加した人間も罪を問われる。 それなのに、パチンコの景品交換については、見せしめの取り締まりさえ行われない。

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  • 和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」
  • 世の中のいろいろなことにたった一つしかないと考え、それを信じ込むことは、前頭葉の老化を進め、脳に悪い。 また、それが行き詰った時に鬱になるというメンタルヘルスにも問題を生じる。 ところが日本では、テレビでもラジオでも、○○はいい、××は悪いと正解を求め、一方向性のオンパレードである。 そこで、私は、世間の人の言わない、別の考え方を提示して、考えるヒントを少しでも増やし、脳の老化予防、メンタルヘルス、頭の柔軟性を少しでもましになるように、テレビやラジオで言えない暴論も含めて、私の考える正解、私の本音を提供し続けていきたいと思う。 質問、相談、書いてほしいテーマ等、随時受付。
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