作物の生産が止まれば、地球の食糧は90日で涸渇する

先日、設立初期の Google の幹部であり、 現在は、クライメート・コーポレーションという農業保険企業の CEO である デビッド・フリードバーグさんという方のポッドキャストの内容が紹介されていました。 そこでフリードバーグさんは以下のように述べていました。 「地球全体では 90日間分の食糧供給を行っています。 　つまり、食糧の生産が止まると、この社会は90日で食糧を使い果たします」 ということなんだそうです。 そのポッドキャストから部分的に抜粋します。 以下のページにあります。 https://bit.ly/3vmqUa8 フリードバーグ氏の発言より抜粋 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ロシアは、肥料原料のリン、カリウムを保有しており、 天然ガスの価格設定も肥料代金に含まれます。 天然ガスを使用して窒素ベースのアンモニアを生成する肥料工場が多くあります」 「肥料の原料である窒素の価格は 200ドルから 1,000ドルになりました。 カリウムの価格は 200ドルから 700ドルに、 リンの価格は 250ドルから 700ドルになりました。 したがって、今では作物を育てるのに非常に費用がかかるため、 世界中の農家の人々が何エーカーもの農業生産を停止しています。 今年は非常に高価となった肥料をあまり使えないため、 作物の成長に影響が出るでしょう。 食糧供給は減少し、壊滅的なものになると思われます」 「食料供給数値がほんの数パーセント不足するだけで、 突然、現実的なリスクが発生します。 地球上にはすでに1日1200カロリー未満で生活している約8億人の人々がいます」 「ロシア/ウクライナから現在、小麦供給が遮断されており、 アフリカや他の国々に到達できないだけではなく、 将来の作付けシーズンがますます危険にさらされています」 「地球全体では 90日間分の食糧供給を行っています。 つまり、食糧の生産が止まると、この社会は90日で食糧を使い果たします」