在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説 大澤 裕
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Netflixで人気「はじめてのお使い」
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日本のTV番組「はじめてのおつかい」がNetflixで公開されて世界で評判です。
ご存じかと思いますが、「はじめてのおつかい」は、幼児が生まれてはじめて1人で「おつかい」に行く様子を追ったバラエティーで30年以上の歴史がある人気番組です。
これがネットフリックスでも公開されて大人気。英題は『Old Enough』(十分に大人)です。
NYタイムスも以下のような記事を出しています。
========記事========
幼児は一人で道路を渡れるか?
3月下旬にNetflixで配信を開始した日本のリアリティ番組「もう大人」。アメリカの視聴者には新しい番組だが日本では30年以上も続いている。
2歳の幼児が初めてのお使いで用を足そうとする様子をスタジオの観客の笑いをバックに追っている。子供たちは道中で出会う見知らぬ人々と会話を交わす。用事はどうしても失敗してしまう。
天ぷらを買い忘れたり、独り言に夢中で頼まれたことを忘れてしまったり。また、荷物を落としてしまったり(生きた魚の場合もある)、そもそも家を出ようとしなかったりするエピソードもある。
この番組は幼児の自立を成長の重要な指標とみなす日本の子育て文化の反映でもある。
よく知られた例として、2000年代初頭、日本の皇族の一人である愛子内親王が、一人で歩いて小学校に通っていたことがある。(愛子さまは常に皇宮警察の監視下に置かれていた)。
また日本の学校では、子どもたちが教室を掃除するのが一般的だという。また、家庭では、親は幼い子供にも小遣いを与え、食事の準備やその他の家事を手伝うよう期待する。
子どもの発達の専門家で白梅学園大学の汐見教授は、「日本における典型的な子育ての方法ですが他の国の人々にとっては驚きかもしれません」と語る。
Netflixの日本コンテンツ担当は、「もう大人』は、文化や言語の壁を取り払い、世界中のエンターテインメントファンをつなぐことができる」と語った。
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解説
子供が一人でお買い物に行くTV番組を日本の教育文化と絡めて紹介しています。
多くの海外ではそんなことが考えられません。例えば米国では13歳までは学校に親が送り迎えするのが原則です。小学校の高学年でさえ一人で通学するような事はさせないのです。
こういった海外からみると、たった2-3歳の幼児が一人でお買い物にいって知らない人としゃべったりするのは信じられないことなのでしょう。
しかし実際のそのシーンをみてほのぼのとした気持ちになるのは同じです。
同時に番組に批判的な意見も掲載されています。
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