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佐々木俊尚の未来地図レポート 2022.4.18 Vol.700
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【今週のコンテンツ】
特集
メタバースの現在は、ネットが普及し始めた2000年ごろと似ている
〜〜メタバースは人間社会の何を変えるのか(1)
未来地図キュレーション
佐々木俊尚からひとこと
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■特集
メタバースの現在は、ネットが普及し始めた2000年ごろと似ている
〜〜メタバースは人間社会の何を変えるのか(1)
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最近流行のウェブ3と並んでいま注目されている分野が、メタバースです。メタバースは今さら説明するまでもありませんが、「インターネットの中につくられた三次元の仮想世界」のことです。フェイスブックが「メタ・プラットフォームズ」と社名を変えて「これからはメタバースに全力を挙げる」と宣言してから、一挙にウェブのビジネスの中心に祭り上げられるようになりました。
とはいえ、まだメタバースがどのような世界へと成長していくのかは定かではありません。ここでいったん用語を整理しておきますが(すでに既知の人はごめんなさい)、VRとAR、MRの3つの違いは確認しておいた方がいいでしょう。
VR(仮想現実)=たいていはゴーグル的な大きなヘッドマウントディスプレイ(HMD)で視界をすっぽり覆う。
AR(拡張現実)=HMDよりは比較的小ぶりなメガネっぽい機器で、リアル空間と仮想空間の物体を重ね合わせて見ることができる。
MR(複合現実)=ARの進化型で、リアル空間の物体と仮想空間の物体がきちんと相互作用する。たとえばバーチャル猫がリアルのソファの上に寝転ぶということができる(ARだとすり抜けちゃう)
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